インターンシップ制度をご存知でしょうか？
弊社では、学生のインターンシップを積極的に受け入れています。
「インターンシップって会社にどんなメリットがあるの？」と思われる経営者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、弊社がどのようにインターンシップを活用しているかについてご紹介したいと思います。

学生がインターンシップをする目的

まずインターンシップとは、学生が就職活動前や就職活動中に興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験のことです。
つまり、学生にとっては、実際の職場環境や業務を体験することで、その会社の業務内容や働くことへの理解を深めることができます。
気になる会社や業界があれば、就職活動をする前に、少し“お試し”ができるという制度です。

弊社では、インターシップを希望する学生に、動機や目的、「この会社で何を学びたいのか」を確認して、期間中に取り組んでいく内容を決めていきます。
少しでも有益なものにしてもらいたいですからね。
そして、インターンシップの最終日には、その取り組みについて発表し、社会人の先輩であるスタッフからフィードバックをしてもらっています。
先日ご参加いただいたインターンシップ生は、デザイナーという職業に興味があるとのことでしたので、ポスターをデザインして、取り組みの発表としていました。

メリット：採用観点

弊社では業種柄、デザイナーを目指す学生たちが、インターンシップを希望されることが多いのです。
そんなインターンシップ生の中には、「デザイナーってどんな仕事をしているのか？」について見たい＆知りたいという方もいれば、「大学の課題を進めるためにインターンシップを使って実践的に学びたい」という方もいらっしゃいました。
そんなインターシップ生たちに、デザイナーを目指す理由を聞いてみると、「好きなこと、得意なことなので」のような答えが返ってきます。
子供の頃から絵を描くことが得意で褒められたりして、そのまま美術・芸術の学校に進学し、自分が得意とする能力を活かした仕事に就きたいと思うようです。
ところが、その一方で、「好きなこと、得意なことを仕事にしたいけど、本当にプロとしてやっていけるのか自信がない…」と答える学生もたくさんいます。
自信がない…、働くイメージが持てない…という学生にとっては、インターンシップで就労の疑似体験をすることで、働くイメージが持てますし、社会人の先輩からもアドバイスがもらえます。
そのため、就職活動を控える学生にとって、インターンシップは大きなメリットがあると言えます。
例えば、独学でプログラミングを勉強していた学生から、「自分のスキルが就職活動でどれくらい通用するものなのか、一度見てもらいたいです！」と相談されたこともあります。
こんな風にインターンシップを積極的に活用できる学生は、企業としても魅力的に映りませんか？ 早期にこうした学生と出会えるのもインターンシップの魅力ですね。
インターンシップ生を受け入れる企業側にとって、上記のような学生と出会って、将来の採用にもつながるというのは大きなメリットと言えますよね。

それ以外に、どんなメリットがあると思いますか？

メリット：インナーブランディング観点

インターンシップ生が来ると、社会人の先輩である社員さんたちがお世話をすることになります。 例えば、自社のことを説明するのも社員さんです。 就労経験のないインターンシップ生に仕事を教えるのも社員さんです。
会社のこと、業界のこと、普段何気なくやっている仕事について、学生にもわかりやすく説明する必要がありますが、説明のために創意工夫するそのプロセスが社員さんに会社理解を深めてもらういい機会になるのです。
これは、まさにインナー・ブランディングですね。
インターンシップ生が来た瞬間、「後輩ができる」、これが組織にとっては大きいのです。
採用する余裕がなくても、インターンシップ生を受け入れれば、後輩に「教える経験」を積ませてあげることができますから。

メリット：情報の収集

さらに、学生視点での意見やアイデアが得られるのは、企業にとってものすごく有益なことです。
単純に彼らの間で何が流行っているのかを知るだけでも興味深いし、面白いものですよ。
これは、業種によってはサービス改善などに役立つ貴重な情報になり得ますから。。

このようにインターンシップは、学生・企業の双方にメリットがあります。
さらに、採用においても、インターンシップをうまく活用できれば、すでにエンゲージメントが一定以上ある人材の採用ができますから、これほど効率的なことはありません。
なぜ弊社がインターンシップを激推しするのか？
それは、弊社で最も長い社歴を持つ社員さんの一人は、彼が大学生の頃にインターンシップに来たくれたことがきっかけで入社してくれました。
将来の求職者に対して、数日かけて自社のことをプレゼンできる機会と考えると・・・すごくないですか？
そんな彼は、たくましく成長し、今ではフィリピン法人でマネージャーを務め、弊社になくてはならない存在となっています。

インターンシップ激推しの理由、それは私たちに大きな成功体験があるからです！ 皆さんも活用してみてください。