FOUNDER MESSAGE

[Profile]
大学中退後、アパレル企業、広告制作会社勤務を経て26歳で独立起業し、株式会社ライオンハートを設立。経営者としてマネジメントをしながら、現場のプロジェクトに応じてデザイナー、アートディレクター、プランナーと様々な立場を兼任。創業10年を期に社長を退任し、会長職となり、その後フィリピンのマニラにLH&creatives Inc.を設立する。現在は1年のほとんどをフィリピンで過ごす生活に。プライベートではマニラ(マカティ)にある総合格闘ジムや空手道場で汗を流す。
代表取締役会長 市川厚代表取締役会長 市川厚

Let’s enjoy creating!
Let’s enjoy life!

「どうせやらないといけないんだったら、楽しんだほうが良いんじゃない!?」って思うんです。
どんな退屈なことでも、捉え方一つで結構楽しいものに変わりますよね。
ただ、そこに「楽しもう!」という「自発性」と「創意工夫」が必要なだけで。

例えば、子供がただの棒きれを振り回して楽しそうに遊んでいる姿、それはまさにLet’s enjoy!だって思うんです。
単なる棒ですよ!
ところが、子どもたちは捉え方を変え、彼らなりに勝手にルールを作り、そうした創意工夫のもとで楽しみに変えているわけですよね。

僕は仕事でもこの姿勢は大切だと考えて、以下の想いと共に、ライオンハートグループのCulture(カルチャー)に据えています。

「Let’s enjoy」の本質は“自発”と“能動”。
enjoyのためには、まず楽しもうという心構えが大前提。
そして、楽しんでいる状況が実現するように自らが自発的に能動的に環境に働きかけるということが重要。
creatingは、試行錯誤を含めての“創意工夫”する行動そのもの。
現状に満足せず、創意工夫を連続できるグループ、それによって起こる変化を楽しめるグループ(変化は常態)にしていきたい。

マニラで二度目の起業を体験

僕は2004年5月、26歳でライオンハートを起業しましたが、その12年後、2016年5月にマニラにも会社を設立することになりました。
フィリピン法人はライオンハートの子会社でもある、LH&creatives Inc.と言います。(LIONHEARTという社名は他社が登録しているようでとれませんでした・・・)
僕は、異国の地で二度目の起業を経験することになったのです。
そして、それ以来、年間の300日以上をフィリピンで過ごすという生活を送っています。

よく、「なぜフィリピンなのですか?」と聞かれるのですが、正直申し上げると海外で働き、生活することに憧れがあっただけでフィリピンが重要というわけではなかったのです。
つまり、自分の夢や願望の実現と、会社が直面している課題を解決する選択肢として、そのタイミングで視察に訪れていたフィリピンが候補の一つに浮かんだということです。
僕に海外への憧れが無かったならば、視察で訪れていなかったならば、この選択肢はそもそもなかったでしょう。

とは言え、アジアを中心に数カ国を訪れ、各国で企業視察し、その中でフィリピンのマニラを選んだわけですから一応理由らしきものはあります。
それは、
・英語ができる
・賃金が安い
・急激な経済成長はなさそう
ということでした。

もちろん、そもそもの前段として、前述の「直面している課題を解決する選択肢として」というのがございますが、これはご興味のある方がいらっしゃいましたらお会いしたときにでもお話させていただきます。(長くなりますので・・・)

日本、フィリピン、
国をまたいでのマネジメント

マネジメントについてもよく聞かれることです。
僕はフィリピンに来る前に、創業メンバーだった長澤を日本法人の代表取締役社長に任命、それと同時に株式の約半分を持ってもらい、その代りに金融機関の保証人にもなってもらいました。
いわゆる本当のビジネスパートナーとして、彼に日本法人を任せ、僕はライオンハートの代表取締役会長として、フィリピン法人(LH&creatives Inc.)の経営とライオンハートグループ全体を見る立場となりました。
フィリピン進出前には、長澤をサポートできる人員を社内外に揃えてましたが、その中には弊社初の女性役員も居て、新しい組織に個人的にはワクワクしていました。
「そんな信頼できる人が居ていいですね」と言われることもありますが、信頼するかしないかは結局自分次第ですし、「信頼する」という言葉を行動(権限を移譲し裁量を増やしたり、報酬を上げたり)で表す必要もあると思います。

ところが、ライオンハートとLH&creativesの船出は決して華々しいものとはなりませんでした。
それどころか、たくさんのトラブルに見舞われます・・・
創業から十数年、僕を支えてくれていた長澤とは言えど、組織のトップ、経営者としての経験が十分にあるわけではありませんから、日本法人では色々と課題が噴出しました。
僕も海の向こうからのグループ全体を見て、ライオンハートをマネジメントしていく初体験に戸惑いの連続でした。
当然、日本法人の子会社として立ち上げたLH&creativesも大きな影響を受けることになります。

思ってたのと違う・・・

これが僕の海外進出の印象でした(笑)
なぜか、僕が考えていることは大体2から3年のギャップを経て、ほとんど実現しているので、きっと将来「思っていた通り」になると思います(じゃないと困る・・・)。

結局、僕がたどり着いたのは、「理念」でした。
「理念で飯が食えるのか?」という言葉もありますが、僕はこの両社のマネジメントを通して「動機善なりや、私心なかりしか」と自問することの重要性を再確認できました。
ここでの善を判断する指標として理念は経営者にとって最も分かりやすい指標であり、社員さんと共有していくことで強い組織ができあがるのだ、と。

ライオンハート、LH&creativesの両社ともまだまだ課題が、というか課題しかありませんが、お客様の成長に貢献できるよう精進してまいりますので、温かい目で見守ってやってください。
よろしくお願い申し上げます。