BRANDING 無礼塾 無礼理想棟

Project Info

Overview

経営者向けの学びの場を提供しているお客様から、経営者が自身や自社の未来、ビジョンに向き合える特別な宿泊施設を提供したいと相談がありました。
当初は、居室の扉のデザインということでしたが、扉の目的を考えたときにそこに何らかの意匠を入れる必要はないとお答えし、「特別な空間の役割を示すような名称と、特別な空間であることを演出するような客室札(サイン)のようなものを作ったほうが良いのでは?」とご提案しました。

名称については、経営者がビジョンを考え、その理想状態と現状とのギャップを埋めるための戦略や戦術を考える特別な空間という役割から、「理想と現実の間(ま、はざま)」という名称を提案。
ひたすら未来の理想状態と現在とを行き来する不思議な空間を名称で表現しました。

またデザインについては、居室までにある特徴的な階段をモチーフに鍵穴の形状に昇華。
これは、おぼろげに見える未来(ビジョン)を鍵穴から覗く、未来への鍵をこの居室で手に入れるという意味があります。
居室に向かう階段の手前の壁面に客室札(サイン)を設置。
土壁に照明を埋め込み、デボス加工で文字を刻み込み、陰影で見せること文字通り「理想と現実の間」に居るおぼろげな状態を表現。

Proposals