仲間を知る

デザインと言葉で、企業の「魂」をつくる

こんにちは!
ライオンハート人事・広報担当の堀部です。
今回は、ライオンハートが大切にしている人物像「事業家気質」をテーマに、社員インタビューをお届けします。

私たちライオンハートは、これから一緒に働く仲間に求める資質として「事業家気質であること」を重要視しています。それは、必ずしも事業を立ち上げる人のことではありません。

目の前の課題を自分ごととして捉え、「どうすればもっと良くなるか」「この仕組みは、本当に最適なのか」。
そんな問いを持ち続け、正解がなくても仮説を立てて動き、試しながら改善していく人。
評論するのではなく、自ら動きながらより良い形をつくっていく人のことです。

今回お話を聞いたのは、企業ブランディングのディレクターを務める山本あかねさん。
コピーライターとしてキャリアを積み、フリーランスを経て2016年にライオンハートへ。今では、企業のCI・VIといったブランディングの上流から、ロゴやツールの制作ディレクションまでを担っています。


【プロフィール】

  • インタビュイー

山本 あかね(クリエイティブディレクター/企業ブランディング担当)
コピーライター事務所、デザイン制作会社などを経てフリーランスに。結婚・出産を経たのち、2016年に株式会社ライオンハートへ入社。企業のCI・VIに関わるブランディング領域を中心に、独自の「LHメソッド」を用いたヒアリングから、企画、ネーミング、ロゴ、各種ツールの制作ディレクションまでを一貫して担う。
「この仕事は、デザインや言葉を通じて企業や人の魂を作っている」という信念のもと、一つひとつの仕事に責任を持って向き合う姿勢から、周囲に「武士」と呼ばれることも。

  • インタビュアー

堀部 智子(クリエイティブディレクター/人事・広報担当)
ディレクターアシスタントとして約10年間、ライオンハートの現場に携わり、その後、社員登用の道を選びアシスタントを卒業。
クリエイティブディレクターとして、日々お客様の事業や組織をより良くすることに向き合いながら、現在は人事・広報も兼務し、採用や組織づくりにも携わっている。
現場で事業と向き合う視点と、人と組織の未来を考える視点の両方を持ちながら、ライオンハートの思想や働き方を発信している。
プライベートでは、旅行と美味しいものが大好き。造形が美しいものにも目がなく、気になるものにはつい心が動いてしまうタイプ。


Q1. 転職のとき、大事にしていたことは何ですか?

「どう言うか」より「何を言うか」に関わりたかった

私の転職の軸は、実はずっと明確なんです。制作物を作るだけでなく、企画を考えたり、さらに上流にあるVIやCIに携われる仕事・環境を、いつも選び続けてきました。

根っこにあるのは、コピーライターとしての経験です。たくさんの企業のメッセージを書くなかで気づいたのは、コピーって「どう言うか」より「何を言うか」のほうが肝だということでした。だったら、その「何を言うか」を、経営者や役員の方、企画に携わる方々と一緒に考えられる仕事がしたい。そう思うようになったんです。

実際、企業の経営理念やスローガンを考えさせていただく機会が何度かあって、その仕事が最高に面白かった。そういう環境を、20代の頃からずっと探し続けてきた感じです。

Q.ライオンハートに入ろうと決めたのは、何がきっかけでしたか?

きっかけは、人。1歳の子を抱えて飛び込んだ

結婚・引っ越し・出産を経てフリーランスになっていたのですが、その頃、コピーライター時代のお客様で、お互いにリスペクトしていた役員のりっちゃん(妹尾のニックネーム)に声をかけてもらったんです。

ただ、不安がなかったわけではありません。当時、息子がまだ1歳で。夜泣きもすごくて、授乳もしていたので、息子と離れられる時間も限られていた。この制約のあるなかで、時間的にも精神的にも、どこまで貢献できるんだろう、という思いがありました。

それでも飛び込んだのは、やりたかった仕事が、そこにあったからだと思います。

Q. 今はどんな仕事をしていますか? 自分なりに工夫していることも教えてください

「自分で決める」以外に、道はないから

当社にはブランディング領域とマーケティング領域の仕事があって、私は企業のCI・VIに関わるブランディングを多く担当しています。「LHメソッド」を使ったヒアリングが命で、企業の価値観に関わる話——現在に至る原点から、経営陣の歩みまで——を聞かせていただくことが多い。これがいつも、とても興味深く、驚きに満ちているんです。

工夫していること、と聞かれると難しいのですが、そもそもデザインにもコピーにも正解がないので、自分で決めていくしかないんですね。だから、とにかく「自分で決めること」を重視しています。

自分で決めると、必要な判断材料が見えてくる。お客様に決めていただくために、何が必要で、どう考えてもらうといいか、その道筋も見えてくる。LHメソッドを使う、要件定義書を作る、といった基本のフローはありますが、そのなかは全部、判断の連続です。だから「言われてからやる」仕事自体が、そもそも少ないんだと思います。

Q. 「これは失敗したな」という経験と、そこからどう立て直したかを教えてください

お客様からクレーム。言い訳しないと決めた瞬間、道が見えた

内容の性質上、詳しくはお話しできませんが、お客様から、進行の仕方についてクレームをいただいたことがあります。

私は感情で揺れ動くタイプなので、かなり動揺しましたが、まずやったのは、冷静になることでした。クレームをいただいた事実を、湧き上がる言い訳を押さえつけて、「ご不安にさせてしまったのはこの部分」と、一個ずつ受け止めました。そして、素直に謝罪して、その後も自分から降りたりせず、対応を続けさせていただきました。その場から逃げて、誰かに任せるのは違うなと思ったので。

この経験から得たものは……受け止める力と、次の仕事ですね(笑)。

Q. 「この仕事、面白いな」と思うのはどんな時ですか?

「魂を作っている」と、本気で思える仕事

お客様に「その通りです」とか、「そこまで考えてくれて嬉しい」と喜んでいただく瞬間は、やっぱり格別です。最近は、制作仲間の仕事ぶりを喜んでいただいて、それを本人に報告するのも嬉しいと感じます。

私は、この仕事を「デザインや言葉を通じて、企業や人の魂を作っている」と本気で思っているんです。もちろん、しんどい時もあります。でも、とてもやりがいがあって、誇りに思っている。人に喜んでいただくことを仕事にしたい自分に、合っているんでしょうね。

Q. 仕事をする上で、「これだけは」と決めていることはありますか?

何事も、自責で考える

これはもう、何事も自分ごととして捉えて、物事を考えることに尽きます。

自責というと少し厳しく聞こえるかもしれませんが、何でも自分のせいにすることではないんです。誰かや何かを責める前に、まず自分にできることがなかったか考えてみる。私にとっては、そういう意味です。(ライオンハートの行動指針でも「自責」を大切にしています:https://www.lionheart.co.jp/value/guidelines/ )

お客様から案件をいただいたら、まず「自分が選んでいただいた」「予算を託していただいた」と思って、責任を持つ。そうすると、答えを出し続けることができるんです。ストイックに見えるみたいで、「武士」とか言われますけどね(笑)。本人は楽しんでいます。

Q. これから挑戦したいこと、目指す姿はありますか?

「形のないもの」を、伝えられる形にしたい

ブランディングって、形がないものなんですよね。だから果てしないし、経営陣のやり方を見ていると、やっぱり素晴らしいな、自分はまだまだだな、と思います。

まずは、ライオンハートのブランディング領域で、自分のやり方を「人に伝えられる形」にしていきたい。それと、AIの発達で、私たちの仕事の価値も問われる時代になりました。今までのフローに役立てているだけでは意味がないので、スピードや品質はもちろん、ライオンハートが提供してきた「目的からの情報整理やアウトプットの価値」を、AIでもっと高めていきたいと思っています。

正直、まだAIの活用は未熟で、私はゼロイチが苦手なタイプ。だから今は、役員の方や世の中の使い方を見て、とにかく使いまくるところから始めています。答えを出すことより、いかに求める答えを出させるか、レビューできるか、を重視しています。

Q. これから入る人へ、一言お願いします。

「誰と働くか」を大事にする人へ

一緒に働いていて楽しいのは、素直な人ですね。

素直って、簡単そうでなかなかできない。しかも、ずっと素直で居続けることは、何かスキルを身につけるより難しいんじゃないかと思っています。人間は感情7割で行動すると言いますし、理性で「素直であらねば」と思っても、「自分はこれでいい」「変わりたくない」という気持ちが、どうしても出てくるものだから。

たとえば、上司から「こうやってみたら」とアドバイスをもらったとき。自分が苦手な手法でも、それを素直にやる人と、自分のやり方にこだわる人がいると思います。前者の行動をとり続ける人は、上司の答えの導き方もスキルも習得でき、たとえうまくいかなくても「自分に何が足らなかったのか」自責で物事を捉えるので、考える力も身につきます。その積み重ねで、経験がなくても驚くべきスピードで成長する方々を、私はたくさん見てきました。

私自身も素直でいたいので、気持ちが曇ったら、ライオンハートにいる素直な仲間に心を浄化してもらっています。素直な仲間とは、簡単じゃないデザインでも、何か問題が起きても、必ず前に進むアイデアを交換できる。だから、一緒に仕事をしていて楽しいんです。

「誰と働くか」を重視される方には、ここはとても良い環境だと思います。もし、そういう働き方に少しでも惹かれるなら、ぜひ一度、話を聞いてみてください。