Title 報連相は、なぜ英訳しづらいのか —— 日本のビジネス慣習と理念”笑顔創造”の話

Date 2026.01.12
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報連相

「報連相」という言葉を英語にしようとして、しっくりくる表現が見つからず、少し戸惑った経験はないでしょうか。

Report, Inform, Consult
意味としては近い。でも、どこか違う。

それはきっと、報連相が単なる業務行為ではなく、日本のビジネス文化そのものを内包した“慣習”だからなのだと思います。

報連相が不足すると、何が起きるか

最近、社内での報連相が以前より希薄になってきたと感じる場面が増えました。
それに比例するように、小さなトラブルが目につくようになります。

本来であれば、
「少し方向を修正すれば済んだはずのもの」が、
制作プロセスがかなり進んだ段階で発覚し、
場合によっては やり直し になる。

そうなれば、そこまでに費やした時間はすべて無駄になります。

誰の役にも立たず、
何の生産性も生まず、
誰にも貢献していない時間。

それは、仕事とは呼べないものです。

報連相は、日本独特の「ビジネス標準語」

英語圏には、報連相に完全に対応する言葉や標語はありません。
なぜなら、英語圏ではそれぞれが分解され、状況ごとに使われるからだそうです。

一方、日本では
「報告・連絡・相談」を一つの言葉にまとめ、
守るべき行動規範として共有する

これは、日本独特のビジネス文化と言っていいでしょう。

しかし不思議なことに、
その日本人自身が、報連相に妙に遠慮してしまうことがあります。

遠慮の正体は「自分の評価」かもしれない

「今言わなくてもいいかもしれない」
「こんなことを言ったら、どう思われるだろう」

その“遠慮”は、本当に相手のためでしょうか。

ビジネスにおいて重要なのは、
誰のための仕事なのか という一点です。

自分がどう思われるかは、本質ではありません。

自分の矢印が
「自分」ではなく
「お客様」「パートナー」「仲間」に向いているか。

それを確認し続けることが、仕事の質を決めます。

報連相は「笑顔創造」の最小単位

ライオンハートの理念は「笑顔創造」です。

報連相は、実は
新入社員でも今日からできる、最もシンプルな笑顔創造 だと考えています。

  • お客様に対して
  • パートナーに対して
  • 一緒に働く仲間に対して

報連相を行うことで、
相手の不安は軽減され、
安心感と信用が生まれます。

それが積み重なり、やがて信頼に変わる。

信頼があって、初めて、お客様は「期待」することができると考えています。

報連相は、効率の話ではない

報連相は、
「日本的で古い」
「効率が悪い」

そう言われることもあります。

けれど私たちは思います。

報連相は、効率のためだけのものではありません。
関係性を育て、仕事を前に進めるための行為 です。

だからこそ、英訳しづらい。
だからこそ、日本に根付いた言葉なのだと思います。

仕事の本質は、
「自分がどう見られるか」ではなく、
「誰を笑顔にできるか(笑顔創造)」。

その最初の一歩が、
今日の一本の報告、ひとつの連絡、ひとつの相談なのかもしれません。