Title 自社の「っぽさ」「らしさ」を知る方法

Date 2022.12.15
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『16 personalities』というものをご存知でしょうか?
https://www.16personalities.com/ja

これは人間の性格を16のタイプに分類するという性格診断テストの一種で、設問に回答することで16のうちいずれかのタイプに分類されます。 以下の4つの性格的側面どちらの傾向が強いか、その組み合わせでパーソナリティタイプが決まるというものです。
【意識】   内向型 or 外交型
【エネルギー】感覚型 or 直感型
【気質】   思考型 or 感情型
【戦術】   判断型 or 知覚型
この評価指標は、自分の性格や、物の見方、意思決定の方法など、自分自身の理解を深めるのにも役立ちます。
この16の性格タイプをビジネスに活用することで、自身のキャリアの決定、同僚(上司や部下)とのコミュニケーションを取る上で役立つと、世界中で話題になっています。

この『16 personalities』ですが、弊社の採用支援でお世話になっているパートナー企業様から教えていただきました。
弊社の人事担当役員は、「採用の失敗は教育では取り戻せない」とよく言います。
そのため採用にはかなり慎重で、この規模の会社ながら書類選考に加えて適性診断、スキルチェック、そして四次面接まで行なっています。
求職者のことをよく知り、そして弊社のこともしっかりと知っていただくために、これだけの頻度と期間を設けています。
それで、『16 personalities』を弊社の採用や教育に活用できないか?と考えるようになりました。
活用と言っても、当時、具体的な目的があったわけではなく、「自社にはどんな人が居るのか?」というのを知りたい好奇心もあって、皆に診断テストを受けてもらうことからのスタートになりました。

そんな弊社の結果は以下の通り。
分析家  5%(指揮官100%)
外交官 20%(仲介者75%、提唱者25%)
番 人 20%(領事官75%、擁護者25%)
探検家 55%(冒険家55% エンターテイナー27% 巨匠9% 起業家9%)

この結果から見えてくる現在の弊社の特徴は、 ピラミッドの頂点のトップが強烈な個性を放って導く組織で、それを支えるのが、理想主義で優しい人たちや、2番手気質・お母さん気質の優しい人たち。 そして、「走りながら考える」を実利か、スリルか、好奇心か、ノリで楽しめる人たちです。 業種、職種によっても結果は大きく変わりそうですが、弊社の場合は、内向的な人たちが多めなのは制作系の会社ならといったことろかもしれません。
この様に、「うちっぽい」と表現していたものが、客観的に言語化できるようなったわけです。
こうした組織に合うタイプは『16 personalities』の中でどれなのか?と言った具合に、求職者のタイプと照らし合わせて考えることもできます。
また、求職者のタイプから、「その人はどんな仕事が向いているのか?」など、本人が気付いていない長所や短所も(あくまで手がかり程度ですが)把握することもできます。


『16 personalities』で各人のタイプを紐解いていくと、「あぁ、だからAさんとBさんは部署も職種も違うけど、ウマが合うんだ」「だから、Cさんはこんなことにこだわりを持っているんだ」といったことが分かってきます。
この『16 personalities』の診断テストですが、MBTI診断のかなりライト版といった位置づけで、その分、簡単に結果を知ることができます。
ただ、あくまで参考程度に受け取って、ライトに活用するのが良いかもしれません。
また、いきなり全社的に試すのではなく、まずは経営幹部だけ試してみると良いかもしれませんね。
弊社も経営陣で試してみて、「面白いね」となり、皆にもテストを受けてもらいました。
弊社では、診断結果を人事だけに伝えてもらっていましたが、終業後に各人が「ねぇ、何のタイプだった?」と盛り上がっている様子も見られ、思わぬコミュニケーションが生まれました。

気軽に自社の「っぽさ」「らしさ」を知るツール、自社を構成している人のタイプを知るツールとして、おすすめはできそうです。
採用や教育の方針を決める際の材料になるかもしれませんね。