Title 「メンバーワンネス」受けてみた!

Date 2024.05.22
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昨年の話になりますが、弊社では一般社員さん向けの研修(6ヶ月間)を実施しました。

以前、紹介させていただいたフラップスプラン株式会社様の『ワンネス経営』というセミナーで、一般社員向けのセミナーもあるとのことで、導入することにしました。
経営幹部とマネージャーが受講した際のことは記事にしていますので、是非、御覧ください。

セミナーを”受けさせられる”社員の本音

さて、今回は皆様が読んでいるこの記事を書いている総務担当の視点で、上記の社員研修を振り返ってみたいと思います。

まず、一般社員さんが「研修(セミナー)」に対して抱くイメージですが・・・

「受けさせられる」

「行動を改めさせられる」

・・・ではないでしょうか。

もちろん、自分の給与が上がる、もしくは業務に絶対必要なスキルを習得できるということなら別かもしれませんが。

「業務が忙しいのに・・・(ため息)」

そんな気持ちもあるでしょうね。

私は自己啓発など自身で学ぶのは好きでしたが、会社が導入したセミナーで•••となると、「強制的に変化を求められている」という印象を持ってしまいます。

弊社の場合、一般社員が受講する前に、経営幹部とマネージャー(その候補者も含めて)が先に修了していました。
そこで学んだマネジメントを実践する機会として、私たち一般社員の研修サポーターという立場で参加・協力することになったそうです。

こうした背景があったので、「一般社員だけが変化を強いられている」という印象は払拭されました。

セミナーがはじまると、気付きの連続

初回のオリエンテーションでは、講師から意外なことを言われました。
「会社のために受講すると思わなくていい、自分のために受けてください」と・・・。
こんなふうに言われ、少し肩の力を抜いて受けることができました。

学んでいくと、私が無意識にやっていること、口に出していたことが、自己成長を妨げていたことに気づけました。
また、組織の中の一人としては、みんなと取り組むこと、みんなで成長を目指すことが大切だとわかりました。

セミナーが終わったら、テンションも下がる!?

セミナーあるあるとも言えそうですが、受講した直後はテンション高く、意識も高くいられますが、時間が経つにつれてそれはどんどん薄れていき・・・ やがて学んだことをほぼ忘れてしまいませんか?
私だけでしょうか?

ところが、今回のセミナー、意外なことに、学んだ内容が共通言語となって、みんなの中に浸透していったのです!
もちろん、各自が意識して、学んだ言葉を使い、実際に行動に移していたわけですが。

学びを忘れない仕組みがあった!

私たちがそんなことをできたのは、ちゃんと仕組みがあったからです。

一つは「ダイアリー」です。

セミナーで学んだことを実践したり、学んだ内容に関連するエピソードを見つけたら、それを140文字以内にまとめてオンラインで投稿するというものです。
投稿は毎日で大変でしたが、講師の方だけでなく、みんながコメントしてくれることで続けられました。
それに伴い、おのずと社内のコミュニケーションも生まれてきたように思います。
実際、毎日投稿することに苦痛を感じるメンバーもいましたが、仲間や上司からのコメント(リアクション)があるというのは嬉しかったようです。継続していくことで達成感も感じました。

そしてもう一つは、「ポイント制度(ゲーミフィケーション)」です。

毎日投稿をしたり、メンバーの投稿にリアクションをしたり、投稿内容が講師の方々から評価されると、ポイントが加算されていくのです!
そして、誰が一番ポイントを獲得しているか、ランキングが毎月発表&表彰されるのです。
私もそうでしたが、ポイントを獲得することがモチベーションの一つになり、それを攻略を楽しむメンバーも出てきました。

セミナーが終わり、それから

業務の中では、セミナーで学んだことを発揮する機会も出てきます。

学んだ共通言語を意識的に使い、コミュニケーションをとることで、「学んだことを忘れない」「意識が薄れない」環境ができていました。

私はバックオフィス(総務)を担当しているので、通常業務でスタッフと関わることは多くありません。 それだけに、みんなとセミナーで学べたことが単純に嬉しかったですし、そこで手に入れた共通言語を通して、みんなとのつながりを感じることができました。

前職でも色んな研修を受けたことがありましたので、正直「またか・・・」という思いはありました。 ところが、セミナーが始まるや「会社のためではなく、自分のために受けてください」と講師の方が話し、驚かされたわけです。
私は素直に「自分のため」と学んでいたのですが、みんなと同じ学びの場にいて、共通言語を持つようになると、それは変わってきました。
個人の成長は共通言語を通してチームの成長となり、最終的には会社の成長にもつながっていくのだ、と。

そんなことが体験できる研修は、まさに、ワンネス(全ては一つ、一体感、つながり)でした。