Title オフィスを活用したインナー・ブランディング

Date 2024.07.01
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今年の3月、新しいオフィスに移転したわけですが、人間って贅沢なもので1ヶ月もするとすぐに慣れてしまいますね。
以前のオフィスは古い雑居ビルで、冬は寒く夏は暑い、耐震にも不安があり、トイレや会議室など設備も常に不足していて・・・ 新しいオフィスではその全てが解消され、移転前の私たちからしたら天国のような環境です。
が、今ではそれが普通になり、「わぁ!すごいッ!」と興奮してくれていた頃が懐かしいです。
「慣れ」って怖いものですね・・・

より良い環境が当たり前になるのは素晴らしいことですが、一方で「有り難い」ということを知ってもらいたいという経営者の方も多いのではないでしょうか? はい、弊社の経営陣も同じ気持ちです。

スタッフ本人が慣れてしまっているのならば、彼らのご家族やご友人の口から有り難さを伝えていただくのはどうか?と考え、ご家族・ご友人向けの招待イベントを開催しました。
イベントと言っても大げさなものではなく、気軽に連れてこられるように、「この週ならいつでも連れてきてもいいよ」というゆるいものです。
接客するのは、連れてきた本人、招待されたゲストの方にあまり気を遣わせないようしました。

さて、このイベント、実際にどうだったのか?アンケートを取ったので、シェアしたいと思います。

主なゲストについて(スタッフ本人との関係)

配偶者

子供

母親

姉妹

姪っ子

友人

招待範囲は、ご家族だけでなく、ご友人(恋人ももちろんOK)にしました。

ゲストの反応はいかがでしたか?

そのときには反応薄めだったけど、帰ってから家族にビルの高さなどを印象に残ったことを伝えていた様子。

フリーアドレスなのを羨ましがっていた。

物が少ないのがいい。

景色、見晴らしが良い(公園が見える)。

「ここで働きたい!」とテンションが上がっていた。

エレベーターを降りた瞬間から、いい匂いがする!と喜んでいた。

オフィスについて口頭で説明していたので、反応は薄めだったけど、「聞いていた通りの素敵なオフィス」と言っていた。

ワクワクしている様子だった。

「広い!」という反応。

弊社では香りの演出、香りを使ったゾーニングを取り入れているので、気づいていただけて嬉しいですね。
今では当たり前になっていますが、実は一般的なオフィスにない個性、特徴が盛り沢山なので、こうした感想から、改めてオフィスの魅力を感じてもらえると良いなと思いますね。

ゲストの方の見学してみての感想は?

働く人や採用にもプラスになりそう。

メンバー一人ひとりの関わりが優しく、皆いい人たちだと感じた。

景色、見晴らしがいい! 夕焼けが綺麗に見える。

仕切りがない空間で、開放感があって素敵。

おしゃれ! 家具がおしゃれ!

リフレッシュスペースやジムがあるし、ここで働きたい。

在宅で仕事をしているけど、ここで働いたら仕事が2、3倍捗る気がする。

凝っている! かっこいい!

カフェみたい!、バーみたい!

ジムがかっこいい!

すごいきれい。

カウンターの椅子が面白い。 バランスボールが椅子なのも面白い。

「広い!

立派なビル。

初めて新しいオフィスに出社したスタッフの初々しい感想と同じですね。
これらが当たり前になっていくわけですから、慣れって怖いですねぇ。

招待してみて、何か気づきはありましたか?

リフレッシュする場所が各所にあるということに気づけた。

友人から「このトースターいいやつだ!」と教えてもらった。

座ったことがないソファに座る機会があって、ソファの触感や機能を体感できた。

案内しやすかった。オフィスに入った瞬間に、(エントランスが無く、遮る壁が少ないのため)スタッフの姿が見られるし、オフィス全景も感じられるので。

いい反応をもらえると、ここで働いていることに誇りを持つことができた。

母は、私が一緒に働いているメンバーに初めて会ったのですが、「みんな、優しくて明るくていい人たちばかりだね」と言ってくれて、招待して良かったと思いました。

ゲストの皆様からの視点によって、新しい気付きがあったようです。
「ここで働いていることに誇りを持つことができた」というのは、経営者であれば感じてもらいたいのではないでしょうか?
招待したゲスト(ご家族など)の反応がポジティブであれば、自然とそう感じられるかもしれませんね。

一緒に働く仲間のご家族やご友人をお迎えする側として、印象に残っていることを教えてください。

みんながゲストを呼んでいる事自体が素晴らしいことだと思う。

迎えるスタッフが進んで挨拶に行くのが素晴らしかった。

家族とコミュニケーションが取れていることが素敵。

有給中だったスタッフが同僚の家族がいらっしゃるということで、わざわざ挨拶に来たのを見てびっくりした。

スタッフが丁寧にオフィスの説明をしている様子が印象的だった。ただ、職場を見てもらうだけでなく、オフィスデザインの意図を伝えようとしている姿が素晴らしかった。 「かっこいいでしょ」ではなく、説明できる/する風土があることを実感できた。

スタッフのお母さんが「(子供を)よろしくお願いします」と言ってくれた。

お母さんにスタッフの仕事ぶりを伝えると、びっくりして喜んでいた。

スタッフの妹さんがタトゥーを披露していて盛り上がっていた。
その後、二人で買い物にいったそうで、そういう使い方も(ショッピングエリアに近い)今のオフィスならでは。

アルバイトスタッフのお母さんも嬉しそうにしていた。

自分の大切な人がどんな人といっしょに仕事をしているのか、感じ取ってもらえたと思う。
皆、仲間のご家族、ご友人に興味津々っぽくて、そういうマインドもこんな機会がなければ発生しなかったんじゃないかと思った。

オフィスがあるからこそ、0から1が生まれる、そんなイメージを持った。

ご家族の反応を見られたのはもちろん、ご家族と話すスタッフの姿から新しい一面を知ることができ、とても新鮮で楽しかった。

普段こうして働くことができるのも、家族の理解のおかげなので、「こんなところで働いているのだよ」と招待できるのはとてもいい機会だなと感じました。

今回は都合がつかず家族の参加が難しかったのですが、自宅で子供たちに写真や広報記事を見せて自分なりに紹介しようと思います。

皆さんのご家族にお目にかかる機会は普通は無いと思うので、とても貴重な機会だなと思いました。

同僚の仕事以外の雰囲気や家族との関係性が垣間見られて、より近い存在に感じられた気がします。

皆さん楽しそうにオフィスを紹介している様子も印象的でした。

普段は見えない家族との関係性が感じられて新鮮でした。

仲間のバックグラウンドを想像するきっかけになり、より仲間を大切にしたいと思えました。

ご家族の前でのいつもと違った仲間に熟知性があがりました。

仲間のご家族とは、普通に過ごしていたら会う機会が滅多にないので、いらっしゃると聞いたときに「どんな方なのかな?」とか、お会いして「家族だから似ているね」と、コミュニケーションが生まれ、距離感が近づいた。

皆のご家族にお会いできて、熟知性が高まった。

ご家族には日頃の感謝をお伝えすることができたので、いい機会になりました。

迎える側の皆が積極的にご挨拶できたらもっと良かったのかなと思う部分もありました。今後、また機会があれば、私自身も積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思います。

一緒に働く仲間のこれまでとは違った一面が見られたことについて、触れているスタッフが多かったのが興味深いですね。 そういう一面を知り、よりそのスタッフのことを好きになるという、『熟知性の法則(ザイアンスの法則)』を実感できたようです。

いかがでしょうか? スタッフの反応から、会社、オフィス、そして何よりともに働く仲間との関係がより良いものになった様子がうかがえますね。
オフィス移転という会社の一大イベントを上手く活用することで(使い倒すことで)、会社の考えや取り組みへの理解が深まる機会になるのではないでしょうか。

ちなみに、会社がスタッフにとって特別な存在(ブランド)になるような活動を弊社ではインナー・ブランディングを呼んでいます。