Title 新入社員教育を最大限に活用する方法

Date 2021.12.22
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先月、営業担当の社員さんが入社してくれました。
営業担当らしく!?とても快活で爽やかな印象を持った彼は、会社に新しい風を吹き込んでくれています。
そんな彼は入社して1ヶ月、ひと通りの教育カリキュラムが終わり、いよいよ本業務に関する準備に入りました。

新入社員さんへの教育や研修は、恐らくどの会社にもあると思います。
今回は弊社の社員教育についてご紹介をしたいと思います。

新入社員教育はみんなの学び

弊社の社員教育の特徴は、いくつかの項目に分かれた教育カリキュラムを「全員で分担し、受け持っている」ところです。
なぜ全員で分担するのか?
それは・・・ 自らが教わったこと、学んできたこと、実践していることを、新入社員さんに伝えることで、先輩社員さんたちにとっても素晴らしい学びの機会になるからです。
頭では理解しているつもりでも、相手が理解できるように伝えるのって難しいですよね?
上手く伝えられるように練習したり、工夫したり・・・そして、それらができるようになったら、自身の理解もさらに深まります。
(伝えるのだって上手くなりますよね!)
弊社では「新しい仲間が加わるこのタイミングは、先輩社員の学びのタイミング」でもあると考えています。
弊社の新入社員向け教育カリキュラムは、大きく分けて3つに分かれています。

1.価値観の共有(理念)

弊社は理念経営を推進しており、理念の「笑顔創造」や行動指針「尊敬・素直・自責」といった価値観共有を重視しています。
実際には、採用選考時から、候補者とは何度も何度も、しつこいくらいに価値観のすり合わせを行なっています(お互いのことを知るため)。
教育カリキュラムでは、理念などの価値観が生まれた経緯について、会社の沿革とともに丁寧に伝えていきます。
理念の言葉だけを暗記するのではなく、その成り立ちを知ると理解も深まるからおすすめです。

2.接遇研修

弊社では、直近に接遇研修を受けた先輩社員さんが復習を兼ねて担当します。
ここでは、電話や来客の応対など、いわゆる基本的なビジネスマナーを共有しています。
弊社の場合、応対する人は社内に居るディレクターや制作のスタッフが多いのですが、「電話や来客時の応対で相手に良い印象を与えることは、自社の営業にとっても良い援護射撃になるよ」と伝えています。
営業が努力して築いた関係性やご縁が台無しにならないように、しっかり応対することが弊社の理念「笑顔創造」にもつながってくるんだよ、と。
また、接遇は臨機応変その場で対応していくことも多いため、新入社員さんが前職で得た知識や経験を積極的に取り入れ、常にアップデートをしています。

3.業務関連

配属された部署以外のことを詳しく知る機会がない会社も少なくありません。
弊社では、全部署の業務内容を知ってもらうために、それぞれの部署の担当者が自部署の紹介を行ないます。
こうすることで、部署同士、仲間同士がどのように協力し合っているかが具体的に理解でき、業務内容を立体的に把握することができます
結果、新入社員さんの会社理解が格段に早くなりますし、彼らが困ったときに、どの部署に相談すればいいのかもわかりますよね。

新入社員教育をどう活かす?

弊社では社員教育を単なる業務の教育とは考えていません。
同じ方向を向いて進むために、理念などの価値観共有をする機会が必要です。
また、新しい仲間に会社を知ってもらうために、丁寧に自社のことを伝える機会が必要です。
そして、先輩社員たちがカリキュラムを担当することで、新入社員さんと彼らの最初の“つながり”を創ることにも役立ちます。
さらに、その先輩社員さんにとっては、相手に伝える/教える機会にもなり、その過程で多くの気づきと学びがあります。
教育の機会を活かし切ろう!」弊社では、そんな思いで社員教育を活用しています。

ちなみに冒頭でご紹介した新入社員さん、求職時には弊社のWebサイトを読み込んでくれていました。
そのためか、面接時には理念への共感度が非常に高い状態で驚いたのを覚えています。
こうして記事を書いてる広報担当の我々も、良いご縁のお役に立てたと、とても嬉しい気持ちになりました。
Webサイトは、お客様だけでなく、求職者さんにとっても、自分たちのことを知ってもらうための重要なツールだと改めて気付きました。
皆さんも自社の取り組みや価値観について発信してみてはいかがでしょうか?
採用の質が上がるかもしれませんよ。