「10th」の文字より雄弁に。恩師が10年座り続けた”円卓の景色”を宿した、無礼塾10周年記念Tシャツ
経営者の学びの場『無礼塾』を主宰する榎本計介氏(えのさん)は、ライオンハートの市川(代表取締役会長)と社長澤(代表取締役社長)にとって20年来の恩師です。10年前、研修施設「無礼庵」の土地探しからともに歩んできたその『無礼塾』が節目の10周年を迎えるにあたり、わずか2週間という短納期で、塾生・スタッフ全員が着用する記念ユニフォームTシャツの制作を託されました。
事例概要
お客様名
株式会社フォスター様
プロジェクト内容
10周年記念ユニフォームTシャツのグラフィックデザイン制作
用途
『無礼塾』10周年記念イベントで、塾生・スタッフ全員が着用するユニフォームTシャツ
シチュエーション
『無礼塾』が10周年を迎えるにあたり、急遽・短納期で制作
制作期間
約2週間
事例の流れ
STEP
01 課題
お客様の課題
恩師の"景色"を宿す一着に、託されたのはわずか2週間
クライアントが目指していた姿・ビジョン
市川は「10周年の記念イベントで、無礼塾の塾生やスタッフがこのTシャツを着て集まる様子は壮観だと思いました。私はこの塾の創成期から知っているので感慨深くもあります」と語ります。榎本氏は「10年10倍」という塾生の成長を合言葉に率先して挑戦を続けてきました。次なる構想として、さらに大きな挑戦をしていくことになります。その挑戦への大きな決起と一体感を生み出すことが期待されていました。
プロジェクト開始時点の状況
周年イベントのわずか2週間ほど前という超短納期でのスタート。榎本氏から夜、LINEで直接「Tシャツ、頼みたいんだけど」という一言が届く。
難しかった点
10周年という歴史や想いをどうグラフィック表現に落とし込むかというアイデア出しの壁がありました。「10th Anniversary」と文字を配置するだけなら簡単ですが、それでは10年間積み重ねてきた重みや、榎本氏・塾生たちが心から何かを感じられる本質的な表現には届きません。
担当した市川は当時をこう振り返ります。「何よりアイデアが浮かんでこない時というのが一番焦ると思うんですよね。期日は明確に決まっていて、納期も短い。アイデアもパッと出てこない。これが一番焦りますね」
02 LHメソッド戦略策定
現在地や課題を整理(現在地や課題を整理し、ビジョンの実現にコミット)
「文字」ではなく「景色」で、10年を語る
どう分析し、どんな戦略を提案したか
10年間を振り返る中で着目したのは、榎本氏も大切にしてきた「場所の力」でした。全国から素晴らしい経営者が集まるようになった原点の空間、「ビジョンのアトリエ」。榎本氏がいつも座り、講義を行い、景色を眺めてきた円卓が、そこにはあります。そして今では、バトンを受け継いだ次世代の経営者(師範代)たちが、同じ場所に座って講義を行うようになっていました。その景色こそが、10年の歴史と、受け継がれていく意志の象徴である。単なる周年ロゴではなく、参加者全員がエモーショナルにストーリーを感じ取れるビジュアルとして採用する戦略を固めました。
ライオンハートらしい提案のポイント・他社との違い
ライオンハート自身が『無礼塾』の創業期、土地探しの雑木林や古民家選びから関わり、LHメソッド(フレームワーク)の原型自体も榎本氏からの学びに基づいているからこそ到達できた、文脈と敬愛に溢れたコンセプト設計です。
相手が恩師だからと特別なことを狙うのではなく、ライオンハートの根本理念である「笑顔創造」を貫くことを、市川は終始意識していました。「これはえのさんが相手だからということではありませんが、やはり私たちの理念『笑顔創造』を心がけていました。つまり喜んでいただくこと。ただそれだけです」
03 LHソリューション実装支援
課題を解決(LHソリューションで課題を解決)
景色をまとった一着が、2週間で完成
実際に制作・構築したもの
- 「ビジョンのアトリエ」の円卓から見える景色をそのままグラフィック化し、Tシャツのメインビジュアルとして採用
- 無礼塾のルールである複数のランキングカラー(ボディーカラー)のどれにプリントしても美しく調和する、汎用性の高い色調整
- 超短納期の中で事故や遅延を起こさないよう、あえて特殊な印刷加工は行わない制作判断
制作上のこだわり・工夫したポイント
文字だけの周年デザインに逃げず、10年間の記憶そのものを纏う一着に仕上げること。そして、複数のボディーカラーのどれに配置しても美しく見えるよう、配色・濃淡を丁寧に調整することにこだわりました。
クライアントの反応・言葉
イベント期日までに無事納品を完了。榎野氏からは「ありがとうね」というシンプルで深い感謝の言葉が届きました。市川は「いつもえのさんからは『ありがとうね』とシンプルなお言葉をいただくのですが、それは非常に嬉しいです。考えてみればありがとうと言われることは当たり前に感じられるかもしれませんが、非常に特別なことですよね」と振り返ります。