Title フィリピン渡航報告会2023

Date 2023.10.05
Category
Hashtag

コロナ禍も空け、子会社のあるフィリピンへの出張が再開しました。
フィリピン出張の様子については、以前、記事にも書きましたのであわせて御覧いただけると幸いです。

「海外出張してきました」という記念で終わってしまわないためにも、フィリピンからの帰国後、現地での取り組みについて全社員に共有する機会を設けることになっていました。
そもそも海外出張は、日本法人と子会社であるフィリピン法人の距離を縮めることも目的にしていましたが、フィリピン子会社を訪れたメンバーはそれなりに距離が縮まるのですが、そうでないメンバーにとってはその距離は以前と変わりません。
そこで、この機会を活用して、日本のメンバーのフィリピン子会社やフィリピンメンバーへのエンゲージメントを高めることができないか?と考えました。
会社の懇親会のタイミングにあわせて、フィリピン報告会を開催することにし、場所は終業後のオフィスとしました。

出張したデザインチームのマネージャーによる成果報告からはじまります。
実は、ピリッとした空気(適度な緊張感)を演出したかったため、あえてオフィス開催としました。レストランや居酒屋で周囲の音も気になりますしね。
結果、これから出張するメンバーにとって、「最低限、これくらいの成果を持ち帰らないといけないのか」という指標を示すことができたと思います。これは社内広報として、皆に伝えたかったメッセージでした。


一方、広報担当の私の目的は、他のスタッフが「私もフィリピンに行ってみたいな♪」「不安はあるけど…、私でも大丈夫かも」と感じてもらうことでした。そのため、現地で撮りためた写真や動画を使い、フィリピン滞在の様子を興味深く見てもらえるように、カジュアルなVlog(数分の動画)にして共有することにしました。Youtubeでよくあるカジュアルな構成を意識することで、メンバーも構えることなく楽しく視聴できた様子でした。

①フィリピンメンバークイズ

渡航して知ったフィリピンメンバーについてのエピソードをクイズにしました。例えば、

フィリピンメンバーで一番大酒飲みは誰?
一番フルネームが長いのは誰?
一番通勤時間が長いメンバーは誰?

日本法人のメンバーは、フィリピンメンバーそれぞれと、毎日コミュニケーションをとっているわけではありません。
そのため、顔と名前が一致しないフィリピンメンバーが何人もいる状態でした。
このフィリピンメンバークイズによって、印象的なエピソードと共にメンバーを覚えることができるというわけです。実際、効果てきめんでした!

②お絵かきクイズ

お題が与えられ、その内容を絵で描いて、別の人が当てる・・・というシンプルなゲーム。
ここからは、4、5名のチームに分かれての対抗戦です。
「シンデレラ」「マッチングアプリ」「プロポーズ」といった、誰もが絵を連想しやすいお題に加えて、前述のVlogに関連するお題も用意しました。
弊社の仕事の中には、ヒアリングを重ね、お客様のご要望を具体化し、それを仲間と共にカタチにしていく工程があるのですが、日々仕事で使っているこれらの能力を駆使することで、ゲームの攻略ができるというわけです。
思わぬ力を発揮するメンバーが出てきたり、意外性もあって盛り上がりました。

         ↑社長が描いた「二日酔いの会長」。

 

③究極の二択

フィリピンメンバーと大盛り上がりした、『究極の二択』を日本でもやってみることにしました。
普段一緒に仕事をするメンバーですが、お互いの考え方、価値観が垣間見れて、大変興味深い時間になりました。

 

今回の企画は、インナー・ブランディングの一環として広報部が一任されました。ゲームが盛り上がらなかったらどうしよう・・・と、不安になりつつ、仕掛けや工夫を凝らした結果、大いに盛り上がり、大成功に終わりました。(ホッ・・・)
成功した要因を振り返ってみると、1つはフィリピン渡航中も報告会の準備期間中も、常に目的を意識できたことにあります。
そして、ピリッと真面目な成果報告、カジュアルなVlog、皆で楽しめるクイズやゲームなど、受け取りやすいカタチで情報を発信・共有できました。
また、受け手の「フィリピンの仲間をもっと知ろう」「この時間を楽しもう」という意識の高さにも助けられました。

フィリピンとフィリピンメンバーへのエンゲージメントが爆上がりした?!報告会&懇親会だったのではないでしょうか。(←自画自賛)
ちょっとした創意工夫で伝わり方が大きく変わることが実感でき、広報部としてインナー・ブランディングの難しさとその効果について再認する絶好の機会にもなりました。
皆さんも、社内のイベントを活用して、自社理解を深めてもらうインナー・ブランディングに取り組んでみてはいかがでしょうか?