Title ランチ会(シャッフルランチ)の効果とは?

Date 2023.09.28
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ランチ会を定期的に実施し、社内コミュニケーションの活性化、組織の活性化につなげる・・・そんな取り組みをされている企業さんってありますよね?
日常業務では関わりの少ない社員さん同士がコミュニケーションを取れる機会として、ランチを活用出来ないか!?というもので、「シャッフルランチ」とも呼ばれています。
実際、効果のところはどうなのでしょうか?
実は、弊社も数回実施しておりまして、きっかけは、社員さんが「前職でやっていたので・・・」と提案してくれたことでした。

1回目の実施

ランダムで選ばれた4〜5名を1グループとし、その中からくじ引きでリーダーを決めました。
選ばれたリーダーは、ランチの日時と場所を決めます。
なお、会社からはランチ補助として、1,000円/人を福利厚生として支給することにしました。
後日、効果測定として、アンケートを実施したところ・・・

普段一緒に行かないメンバーとランチに行けて新鮮だった。

行ったことがない店を知ることができた。

あえていうなら、人数的に、店が混み合う時間帯より早くに出発するか、店の予約をしないといけないのでリーダーには多少の負担がある。

・・・といった反応があり、どうやら、ランチ会(シャッフルランチ)を楽しんでくれたようでした。

2回目の実施

前回のアンケート結果を踏まえ、ルールを一部改定して第2回を実施することになりました。
4、5名とは言え、ランチの時間帯、お店は混み合いますし、予約不可のお店も少なくありません。
想定した以上にリーダーの負担があり、その辺りを考慮して、「お店の事前予約は不要」としました。

経営陣やアルバイトさんも含めてのランチ会ですから、普段接点がほとんどないメンバーとカジュアルに話せる時間はそれなりに好評な様子でした。
「やるまでは面倒くさいけど、やったらやったで案外楽しい」「とは言え、毎月はスケジュール調整も大変だから…」そんな感じでしょうか。
以降、定期的な実施とアンケートによる改善を繰り返しながら回を重ねていくことになります。
そして、直近のランチ会では、「1対1のサシランチ」へと変わっていきました。

 

ランチ会効果

このランチ会(シャッフルランチ)を継続することで分かったのは、『熟知性の法則(ザイアンスの法則)』の効果でした。

『熟知性の法則(ザイアンスの法則)』とは、相手のことを知れば知るほど印象がよくなり、好感度が高まる(嫌いになれない)という心理効果のこと。
ランチをとりながら、何気なくする会話を通して、仕事では見ることができない仲間の一面を知ることができます。
確かに、その意外な一面を知ってお互いの好感度は高まっているようでした。
「組織は人なり」と言いますから、お互いの好感度が少し高まるという効果は実は無視できません。日常業務のコミュニケーション頻度や質にも影響してくることでしょう。

このような取り組みを続け、こうして発信していくことで、嬉しい副次的効果もありました。
以前、社員さんが提案してくれた「お菓子ボックス」の記事をアップしましたが、その記事を読んで、弊社にエントリーしてくれる求職者や、「一緒に仕事がしたい」とお問い合わせいただくことが増えました。
記事では表面上のことしかわかりませんが、それでも自社の社風を表すエピソードに触れて、「なんだか良いかも」と思っていただけたわけです。これは私たちとしては、単純に嬉しいことですよね。
こうした副次的効果も含めて、ランチ会は費用対効果の良い取り組みと言えるのではないでしょうか。
ぜひ、試してみてください。