未開拓の遮熱市場へ「サーモバリア」を引っ提げ参入。商社の営業力を最大化する「トークスクリプト型」BtoBサイトとトータルブランディング
事例概要
お客様名
メタルテック飯田株式会社 様
プロジェクト内容
新規事業立ち上げに伴うトータルブランディング(ロゴデザイン、名刺、会社案内パンフレット、コーポレートサイト、採用サイト、写真撮影、取材・ライティング)
用途
新事業「サーモバリア」の市場開拓、販売パートナー(商社等)の開拓および営業ツールの提供、地元Uターン層を狙った若手採用の仕組み化
シチュエーション
親会社のサイト内に一部紹介があるのみで自社サイトがなく、久保田常務が新事業「サーモバリア」を任されるにあたり、新規顧客や商社を説得できるブランディングツール(ロゴや営業用ツール)が皆無だったため。
制作期間
約5ヶ月
事例の流れ
STEP
01 課題(Before)
お客様の課題
長野県飯田市を拠点とするメタルテック飯田様は、長年大型建物の屋外工事(屋根、外壁、サッシ、鉄骨、金属工事等)の施工及び施工管理として確かな実績を重ねてこられました。その技術力を強みに、高純度アルミ遮熱シート「サーモバリア」(太陽からの輻射熱を97%カットし、工場・倉庫の温度を劇的に下げる製品)の販売・施工という新規事業を立ち上げる大きな転換期を迎えていました。
しかし、当時は親会社のWebサイト内に簡易的な紹介ページが用意されているのみで、自社独自のWebサイトやブランド認知は皆無の状態でした。
実質的に会社を任され、サーモバリア事業の責任者となった久保田常務は、新事業を拡大するためにはまず会社の「ブランド」をゼロから立ち上げ、対外的にアピールする強力なツールが不可欠だと感じていました。さらに、当時の全社員はわずか4〜5名であり、全国規模でサーモバリアを普及させるためには人を増やす必要がありましたが、採用を募集する手段すら持っていないという、極めて過酷なスタートライン(現在地)からの出発でした。
02 LHメソッド戦略策定
現在地や課題を整理(現在地や課題を整理し、ビジョンの実現にコミット)
ライオンハートは、久保田常務の想いに耳を傾ける「LHメソッド」による対話を徹底的に重ねました。
久保田常務の理想は、単に商材を売ることではなく、「サーモバリアを通じて日本全国の工場を快適で安全なものにして、そこで働く人々の快適な職場環境を作り出すことで、生産性や幸福感を高められる社会を実現すること」という非常に志の高いビジョンでした。この熱い想いをブランドの「一貫したビジュアル・メッセージ」に翻訳するための、トータルブランディング戦略を策定しました。
戦略の中心に据えたのは、BtoBにおける独自の営業アプローチです。
サーモバリアを日本全国の工場へ普及させるための最重要ターゲットとして、直接の工場運営者だけでなく、「製品を代理で販売してくれる商社(卸業者)」を定義しました。
Webサイトを単なるカタログにするのではなく、商社の担当者がこのWebサイトを営業先で見せるだけで完璧な商品説明ができる「トークスクリプト(営業説明書)」として機能する情報設計とすることをご提案し、コミットしました。
採用面では、東京や名古屋などの大都市圏へ一度流出したものの、地元に戻って再スタートを切りたいと願う「Uターン層・第二新卒の若者」をペルソナに定め、Uターン行動に即した「スマホ特化型の採用サイト」展開を決定しました。
03 LHソリューション実装支援
課題を解決(LHソリューションで課題を解決)
戦略に即し、約5ヶ月という短い制作期間で、ロゴ、名刺、パンフレット、コーポレートサイト、スマホ対応採用サイト、採用パンフレットのすべてを一貫した思想で実装支援いたしました。
- 「芯のある熱い想い」を形にしたロゴデザイン:
久保田常務の力強いリーダーシップと情熱をビジュアル化するため、モノリスを想起させる象徴的で洗練されたシンボルロゴを新たに開発しました。このロゴは、新しい名刺や封筒、案内パンフレットなどすべてのタッチポイントへ展開されました。
- 商社向け「トークスクリプト」型サイト設計:
サーモバリアの圧倒的な遮熱性能(輻射熱97%カット)や導入メリットを、専門知識を持たない商社の営業マンでも直感的に説明・提示できるよう、技術紹介、施工事例、無料体験デモキット(遮熱効果を実際に触って体感できるキット)への導線を配置したコンテンツ設計とライティングを行いました。
- Uターン若者向けのスマホ完全特化採用サイト:
第二新卒や若手ターゲットが必ずスマートフォンで就職活動を行う特性に合わせ、PCファーストではなくスマホでの閲覧とエントリーのしやすさを最優先にしたUI/UX設計を実装しました。
04 LHメソッド実行支援
ビジョン達成にコミットし続ける(状況変化に対応)
すべてを一貫してリブランディングした結果、メタルテック飯田様の新事業は、納品後に益々事業急成長を遂げていらっしゃいます。
定量的な成果として、サーモバリアの販売代理店全国約180社以上の中で施工実績や市場拡大において圧倒的な成果を上げ、メーカー主催の表彰式にて賞を受賞(施工㎡数全国3位)するという快挙を達成しました。さらに、ライオンハートが手がけたWebサイトそのものも評価され、クライアントと共創したクリエイティブが高い外部評価を得ました。
現在では、ライオンハートのマーケティング担当が伴走を続けており、SEOやAdWords(Web広告)の運用、アクセス分析(どこどこJP等のBtoB分析ツールの活用)を能動的に実施しています。これにより、サーモバリアの新規引き合いが入る体制が構築されました。
常務からは「ロゴもサイトも本当に気に入っていて、各所で凄く評判が良い。本当に感謝している」と最上級のフィードバックをいただいており、売上の急激な向上によって「仕事が忙しくなりすぎて、採用にリソースを割く暇がない」という、嬉しい悲鳴(ハッピーな課題)に直面しながら、次のステージへの並走を続けています。